Show Your Work!: 10 Ways to Share Your Creativity and Get Discovered
『Steal Like an Artist』 が良かったので、同作者の本を読んでみました。セルフプロモーションの代替方法(?)として、自分と自分の作品を世の中に知ってもらうためにはどうしていけば良いか、がテーマとなっています。『Steal Like an Artist』 が他の人から影響を受けよう、という本なのに対して、この本は他の人に影響を与えるには、という立ち位置で、対象読者は、基本的に何か創作活動、モノ作りに関わっている人。
ここでの work は作品だけでなく、その制作のプロセスも含めており、
以下のような内容を肉付けして語っている感じです。
Show your work するべき理由
- 自分自身と自分の作品に触れてもらえる機会が増える
- 興味を持ってもらえるかもしれない
- フィードバックや教えを貰えるかもしれない
- 誰かの参考になるかもしれない
- 初心者の試行錯誤の記録などは、同じ悩みを持つ初心者にとってエキスパートの教えよりも役に立つことがある
Show your work する際の注意
- 自分の名前をクリーンに保つ
- スパムのような share は行わない
- 誰かに不快感を抱かせる可能性のあるものの share 範囲には注意する
- 批判を気にしすぎない
正直なところ『Steal like an artist』ほどはピンと来ませんでしたが、それでも良い本だったと思います。
以下、ハイライトした箇所の一部と自分のコメントです。
Be so good they can't ignore you冒頭で、コメディアン Steve Margin のこの言葉を引用しつつ、もしあなたが本当に良い作品を作ることに集中していれば、いずれ他の人があなたのところにくるでしょう、しかし、そのためにはあなた(とあなたの作品)は見つけられる状態にある必要があります、と続きます。兎にも角にも、良いものを作るということが前提になるということです。(最初から優れた作品を作れる必要はなく、上達のためのプロセスの一環として、Share your work しよう、という流れになります。)
Mediocrity is, however, still on the spectrum (of creative work); you can move from mediocre to good in increments. The real gap is between doing nothing and doing something.凡庸も創作であり、本当の境目は何かするか、何もしないか、ということです。
まったくもってその通りですね。
If you give away everything you have, you are left with nothing. This forces you to look, to be aware, to replenish.... Somehow the more you give away, the more comes back to you.Share すると次に Share するものを探すようになる、という好循環が発生するという感じでしょうか。
Work is never finished, only abandoned." - Paul Valery『終わりーなどーはないーさ、終わらーせるーことはでーきるけどー』みたいな。
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