(日本語版は脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方)
理系のための運動のススメといった本です。(理系というか、理屈っぽいというか。)
「運動が体にいい事はわかってるんだけど仕事忙しいし他の趣味にも時間使いたいし…」と、運動の優先度を下げてしまいがちだったのですが、頭(脳)にも良い影響がある、というのは強い動機付けになりますね。
概要
運動(特に有酸素運動)が脳に与える良い影響についての科学的な説明と実例の紹介です。章毎に学習機能、ストレス、不安、鬱、注意欠陥障害、ホルモンの変化(女性向け)、加齢について触れ、最終章で鍛錬方法のまとめ。章ごとにおおよそ独立しているので、興味のある事柄 + 最終章の鍛錬方法に進んで問題ないです。学習、ストレス、加齢の章が万人向けでおすすめ。
3行まとめ
- 植物に脳はない。脳は運動(自分の体を動かす)能力のためできた
- 運動は脳に新しいニューロンの生成を促すので学習効果を高める
- ただし、新しいニューロンは使わないと死んでしまうので運動だけすればニューロンが増えていって頭がよくなるわけではない
- 運動はストレスや不安を軽減するホルモンを分泌させる
感想
脳医学的な話に関してはまぁ読み終わってみるとあまり覚えてはいられないものですが、それでも読んでおくと結論への納得度に違いがあるというものです。一読の価値はあります。
ちなみにこの記事を書いている時点で、Kindle だと日本語版が約2000円に対して原著が約250円。医学的な専門用語が多いことは少しネックですが、勉強と思って原著を読んでみるのもおすすめです。(わからない専門用語は日本語でもわからないのでそんなに問題ないかと。)
0 件のコメント:
コメントを投稿