風が強く吹いている
元エリートランナーが、天才ランナーと運動と縁が(ほとんど)なかった同じ寮に住む住人を巻き込み 1 年間で箱根駅伝を目指し、走る物語。
住人の成長率高過ぎるとか、周りの大学のレベルが低いとか、
そういう現実と比較するべきではない。
これはフィクション。フィクションとして割り切れば、十分に面白いし、
箱根駅伝の中で語られるそれぞれの『走る』という行為に対する思いにはリアリティがあると思う。
走ることが好きで、頑張って走って、頑張ったからこそ見えてしまった自分の限界に対する葛藤とか、ただ『努力が勝つ』みたいな終わりじゃなくって良かった。
あと、面白かったからこそ、もう少し練習期間中の思いにもページを割いて欲しかった。
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