2015年1月2日金曜日

Windows で Re:VIEW 環境を構築する

Windows PC 上に、独自の記法に従ったテキストから html、epub、pdf などを作成できる Re:VIEW(GitHub へのリンク) というドキュメント制作環境を構築した際のメモです。


Cygwin と VirtualBox のどちらを使うべきか


Re:VIEW は Mac、Linux をメインターゲットに制作されているので、Windows での環境構築には Cygwin を使うか、VirtualBox 上で Linux 系の OS を動かすかが必要になります。

私は最初は Cygwin を使ってみましたが、pdf への変換を行う環境を整えるところで挫折してしまいました。html や epub を作るところまでは比較的簡単にできたので、そこまででよければ Cygwin で問題ないかとは思いますが、pdf まで作成できる環境を簡単に手に入れられる VirtualBox の方をおすすめします。なのでここでは VirtualBox を使う方法のみ記載します。


VirtualBox + Re:VIEW 環境の構築

  1. ここから VirtualBox X.X.X for Windows をダウンロードしてインストールします。拡張子を関連付けします。
  2. ここで公開されている Re:VIEW のイメージをダウンロードします。
  3. ダウンロードした .ova イメージをダブルクリックするとインポートされます。
  4. インポート後、起動しようとするとエラーで起動できませんでした。私の環境(Windows 8.1 64bit、SSD)では「設定」を以下のように変更したところ起動できるようになりました。
    • 「ネットワーク」でアダプター1の設定をブリッジアダプターに変更する
    • 「ストレージ」の SATA コントローラ -> review-disk1.vmdk で SSD をチェックする
    • 「システム」のプロセッサータブで PAE/NX を有効化をチェックする

イメージ起動から Re:VIEW の実行まで

  1. ユーザ名とパスワードに review と入れてログインします。
  2. Windows の共有ディレクトリ(エクスプローラの左側の「ネットワーク」以下)に REVIEW というフォルダが見えるので、ここにコンパイルするためのファイルを置きます。このフォルダが、イメージ上では work ディレクトリに相当します。
  3. VirtualBox の方で work ディレクトリに移動し、review-pdfmaker sample.yml のように実行したいコマンドを実行します。成功すると pdf が作成されます。
その他、環境のアップデート方法などは、イメージのプロンプトで help コマンドを実行すると確認する事ができます。



これで pdf が作成できるようになりました。
技術的な文章を書くための第0歩 ~読者に伝わる書き方~技術的な文章を書くための1歩、2歩、3歩などを参考に、内輪向きにでも何か書けたらと思います。

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