2014年10月25日土曜日

『Big Little Lies』 感想



久々に洋書の小説を読みました。Big Little Lies。サンプルを Kindle に送ろうとしたら間違って購入をしてしまったのですが、せっかくなのでと読み進めて、そのまま読了。最近の洋書小説の安さを考えると少し高い買い物だった気がしますが、とりあえず楽しめたので何よりでした。

3人の、子供を持つ女性を主人公に、家庭内暴力、離婚と再婚、子育て、シングルマザーなどの話題に触れながら、Trivia Night というイベントで起こる事件に向けて物語が進みます。

構成が面白かったですね。章の間などに挟まる登場人物の会話から、Trivia Night というイベントで何らかの悲劇が起こることが初めの方でわかるのですが具体的に何が起こったかはそこではわかりません。そして物語の章立てが 「Trivia Night の何ヶ月前」 という形で進んでいくので、どんな悲劇が起こるんだろう?と想像しながらカウントダウンを進めるような感覚でした。

実際に起こった事件は、悲劇ではあるものの、良くも悪くも妥当な感じで刺激は少なかったのですが、そこに至るまでの、人間関係や心理描写を楽しました。

英語的にも、よくわからない言い回しは少なく読みやすかったです。

同じ作者の本をまた読みたいかと尋ねられれば、「面白かったけど、作者買いするほどではないかな」、というライン。ひとまず次の作家を探そうと思いますが、機会があれば買うかもしれませんね。

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