2014年8月8日金曜日

本 : 『仕事は楽しいかね?』 感想とレビュー



仕事は楽しいかね?
ストーリー仕立てで読みやすいです。長さも短め。本のタイトルからは、「どうすれば今の仕事を楽しめるのか」とか、そういう内容をイメージしていたのですが、色々なことを試し続けよう、変化を楽しもう、という内容でした。

目標と具体的な計画をたてて何かを達成する、ではなく、とにかく新しい事を考えて挑戦し続けていれば何かが起きるかも、という考え方。 本のストーリーは起業やビジネスアイディアのような大きな課題を対象としていますが、もっと小さな、何を学ぶかとか、現状を改善するとか、そういう日常的な事にも通じるのではないかと思います。

以下、本の中で気になった台詞の引用。
「頭のいい人がする一番愚かな質問は、『あなたは五年後、どんな地位についていたいですか』というものだ。(…)僕はこの先、いまとは違う人間になっていこうと思っている。だけど、いまから五年後に<どんな人間に>なっていたいかなんてわからないし、<どんな地位に>ついていたいかなんてことは、なおのことわからないよ」
「ある事柄が完璧だと決め込んでしまったら、その事柄はそれ以上よくならず、ライバルに追い抜かれるのを待つだけだ。(…)”完璧とは、ダメになる過程の第一段階”ってことだ。」
「本当の達成というのは、あるべき状態より良くあることなんだ。ただ良いだけじゃなく、目を見張るようなものであること。」
「多くの人々は、 自分の仕事をあまりに狭いものに定義しすぎた。(…)必要とされる能力は、それこそ何十もあるんだ。だからこそ、しなければならないことを全部、リストに書き出し続けることが重要になる。そして仕事を再定義し続け、リストをどんどん広げていかなければならないんだよ」
ホーソーン効果については Wikipedia の記事参照。

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