2012年10月21日日曜日

Book - 『3652』 by 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎のエッセイ集。
面白かった。人の考え方を読むことは楽しい。
作家としてのプロ意識みたいな物もすごく感じられた。
特に以下のエッセイがお気に入り。

  • 「亡くなったけれど、ベンチにいる」人たちの声が聞こえる短編集
野球は生きていくことに似ているかもしれない。打席に立つのは一人だけど、一人で闘っているわけではない。という例えが気に入った。

  • 武田幸三という格闘家の存在
抽象的な「何か」を伝えられるカッコいい人の話

  • 十年目に考えたこと。
読書を旅に置き換え、場所や観光スポットの「ルート」をストーリーに、文体や語り方を乗り物の種類や旅の仕方に例えて、双方それぞれ重要さを説明。自分がどういう旅行を提供したいかを自問している。

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